フォト
2015年8月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

仁比そうへいとかきうち京美の対談

 来るべき参議院選挙の勝利めざす仁比そうへい比例候補と、かきうち京美選挙区候補が対談しました。

―安倍内閣が登場して、憲法改悪の危険性が急速に増していますが、日本国憲法に対する思いはどうですか。

Img_63562
改憲派は虚構の多数

仁比 今度の参議院選挙をご一緒にたたかうことになりました。力を合わせてがんばりましょう。

かきうち がんばりましょう。よろしくお願いします。安倍内閣は、先の総選挙で自民党が積極的な支持を得たということではないということで、参議院選挙までは、非常に慎重な姿勢を最初は見せていたと思います。しかし、今では、国民の暮らしや命を踏みにじるような暴挙を続けています。憤りを持って毎日候補者活動をしているところです。安倍内閣が憲法を変えるということを最大のやりたいこととして掲げていることに対して、ものすごく警戒して、絶対にさせてはいけないことだという思いを強くしています。

 私は岡山大学法学部で学びました。入学して1年生の時に学んだテキストが「人権の歴史と展望」でした。その中で基本的人権、様々な自由、人権を勝ち取っていくのにものすごい人類のたたかいがあって、その上にたって、今の人権が守られていくという社会ができているということに感銘を受けました。日本国憲法というのは、人類が到達してきた本当に大事にしないといけない宝がいっぱいあります.。それを守って政治に活かしていくことこそが、一番のことだと思っています。ぜひこの憲法の豊かな内容を多くの人に知らせて、しっかりと活かしていくということを訴えてきたいと思っています。

 仁比さんが国会で、憲法の問題で政府に迫った質問というのがすごく印象に残っています。今回の参議院選挙でも憲法にかける思いというのが強いと思いますが、そのあたりはいかがですか。

仁比 総選挙の結果、国会の議席では改憲をしゃにむにすすめようという人達が衆議院の3分の2以上の議席を占めるという、本当に危険な状況が生まれました。しかし、改憲派多数という状況は、やっぱり虚構の多数だと思います。

 象徴的に感じたのは、先だって広島で宗教人とのみなさんとの「集い」をした時です。本願寺派の住職さんとかキリスト教の牧師さんとか呼びかけ人のみなさんの顔ぶれにも多くの人が驚きました。実際の「会」の呼びかけ人のお話も素晴らしかった。僕が特にすごいなあと思ったのは会場から幾人もの発言があって、その方々が、実は、牧師さんであったり住職さんだったりなんです。共産党が主催して呼びかける集まりに出てくるのは初めてで、少しこわごわなんでしょう。私服で、ベレー帽を目深にかぶってとか、最初に発言するときには名乗らずにお話するとか、いうことがありました。発言される中身は、「憲法という問題だけはなんとしても団結をしてほしい」という、今の国会の状況に対する強い危機感なんです。「この思いを一緒にがんばれるのは共産党しかないんじゃないのか」という思いに突き動かされて、初めて呼びかけに応えて参加されたという方々が140人も集まりました。懇親会も大変な熱気で、盛り上がったそうなんですね。もともと自公政権の復活と安倍政権の巨大多数というのは、あるいは維新の会の議席というのは小選挙区制のもたらした虚構の多数で、4割の得票で8割の議席を占めているというところにあるわけです。憲法を守り、生かしてこそという思いが、どれだけ日本国民、社会の各層、草の根に本当に根付いているのかというのを改めて実感するエピソードだったと思います。

 それだけに、安倍内閣が当初は参議院選挙までは「安全運転」だと言っていたけれども、7割を超える支持率に、いわばはしゃいだように、改憲の動き、あるいはTPPへの参加表明、社会保障の改悪やアベノミクスでごまかした上での消費税の増税強行など、「暴走」を始めている根っこになにがあるのかということだと思います。憲法の問題でいうと、なにがなんでもここで改憲のハードルを超えければならないという彼らの思う一番の理由は9条だと思います。

党派を超えて怒りの声

 辺野古へのアメリカの基地建設という要求に、県民の思いを踏みにじって埋め立ての申請を安倍内閣は強行しました。4月28日という日を、沖縄を切り捨ててきた屈辱の日を、「主権回復の日」だと祝うような姿を鮮明にしました。先の戦争の痛苦の教訓を踏まえて、戦争はしない、軍隊はいらないという憲法9条が日本とアメリカにとって、どうしても邪魔です。ここで絶対に乗り越えねばという思いがあるからだと思います。その狙いがあらわになればなるほど、国民はそれを許さないでしょう。沖縄の県議会では、全会一致で「4月28日を『主権回復の日』だといって祝うということは許されない」という抗議の決議があがりました。沖縄では4月28日県民大会へという動きが強まっています。オスプレイの本格的な配備や中国・四国地方での低空飛行訓練の強行ということにたいして、党派を超えて心ある人の怒りの声があがっています。そうした声をひとつに集めて、「日米同盟の強化」と言いさえすればなんでも強行できるかのような、そんな政治にきっぱりと審判を下して、私たちが、憲法を活かすという時代を切り開かなければならないと思います。

 辺野古へのアメリカの基地建設という要求に、県民の思いを踏みにじって埋め立ての申請を安倍内閣は強行しました。4月28日という日を、沖縄を切り捨ててきた屈辱の日を、「主権回復の日」だと祝うような姿を鮮明にしました。先の戦争の痛苦の教訓を踏まえて、戦争はしない、軍隊はいらないという憲法9条が日本とアメリカにとって、どうしても邪魔です。ここで絶対に乗り越えねばという思いがあるからだと思います。その狙いがあらわになればなるほど、国民はそれを許さないでしょう。沖縄の県議会では、全会一致で「4月28日を『主権回復の日』だといって祝うということは許されない」という抗議の決議があがりました。沖縄では4月28日県民大会へという動きが強まっています。オスプレイの本格的な配備や中国・四国地方での低空飛行訓練の強行ということにたいして、党派を超えて心ある人の怒りの声があがっています。そうした声をひとつに集めて、「日米同盟の強化」と言いさえすればなんでも強行できるかのような、そんな政治にきっぱりと審判を下して、私たちが、憲法を活かすという時代を切り開かなければならないと思います。

Img_63422
かきうち 日本国憲法が世界に誇るべき宝というものの特徴と、なぜそうした宝が生み出されたのかについてどう考えますか。

異常な戦争国家だった

仁比 人権保障という憲法の値打ちですが、日本国憲法がこれだけ世界で先駆的に多面的な基本的人権の保障を規定しているというのは、第2次世界大戦で、アジアの侵略、太平洋の国々の侵略に向かっていった日本という国が、どれだけ異常な戦争国家だったかということの裏返しだと思います。

 振り返って見れば日本という国は世界中で最後までたたかいをやめませんでした。イタリアが降伏し、ナチスが陥落し、けれどもファシズムの戦争を最後までやめなかった。その中でアジアの国々の人々を略奪し、虐殺した。沖縄の地上戦も、広島・長崎への原爆の投下も、そういう事態をもたらしてきたのが日本の戦前の姿です。その戦前の日本を賛美して「正しい戦争だった」とか侵略戦争の美化をしようという靖国派が、安倍政権という形で、政権の中枢を占めているということを、私たちしっかり見ないといけないと思います。

 戦争に向かう国というのは、戦争をする国というのは人権をことごとくそこなっていく国ですね。岡山で強制隔離をされたハンセン氏病のみなさんのたたかいも富国強兵政策の中で行われたことですし、差別や人権侵害というのはつねに戦争の国づくりと結びついてきたと思います。だからこそどんな権力にたいしても人権を保障することこそが新しい国、民主主義の国の一番の根っこなんだという日本国憲法が今ほど大事なときはありません。「憲法を活かす時代へ」ということを書いたり言ったりしていますが、それは生存権も、働く権利も、もちろん人間の尊厳という人権尊重すべてが、いまほどその値打ちが問われているときはない。条文として文字だけではなく、現実の生活や政治の中で、あるいは、良い社会を作りたいという運動の中で、例えば生存権の保障という規定が、今ほど一番のたたかいの武器になっている時代はないと思います。だからこそ憲法そのものをたたかいの武器にして、運動の旗印にして、本当にそれを現実のものにするという、それぞれの分野や地域での運動を大きく広げて、そのみなさんの思いを代表して国会で憲法を活かす。そういう時代を切り開いていく議席を絶対つくりたいと決意をしています。

 「憲法を活かす時代へ」ということを書いたり言ったりしていますが、それは生存権も、働く権利も、もちろん人間の尊厳という人権尊重すべてが、いまほどその値打ちが問われているときはない。条文として文字だけではなく、現実の生活や政治の中で、あるいは、良い社会を作りたいという運動の中で、例えば生存権の保障という規定が、今ほど一番のたたかいの武器になっている時代はないと思います。だからこそ憲法そのものをたたかいの武器にして、運動の旗印にして、本当にそれを現実のものにするという、それぞれの分野や地域での運動を大きく広げて、そのみなさんの思いを代表して国会で憲法を活かす。そういう時代を切り開いていく議席を絶対つくりたいと決意をしています。

―選挙まで、2か月余りに迫ったなか、比例5議席の絶対確保と選挙区での奮闘に向けた決意はどうですか。

かきうち 初めての候補者活動ですが、この間多くの方たちとお会いしてきました。みなさんの政治に対する怒りだとか、今の政権に対する不信というのをたくさん聞いてきました。消費税を8%、10%になったら今やっている商売はもちろん続けられないし、自分たちも生きていけないという声をたくさん聞いてきました。憲法の問題でも、私は、中学生と小学生の子どもがいますが、子どもたちの未来に戦争というのは絶対にさせてはいけない、平和な日本を次の世代に手渡していきたいという思いを強くしてきました。今度の選挙というのは、暮らしを守っていく力、憲法を生かしていく力を、日本共産党の躍進で大きくしていく選挙にしていかなければならないと思っています。そのためにも、比例代表で日本共産党650万、5議席を絶対に勝ち取って、仁比そうへいさんを含めて5人の候補者全員の勝利を実現するたたかいを、私も選挙区でがんばっていきたいと思っています。選挙区でも、選んでいただくのは、日本共産党の候補者である私しかいないと思っていますので、そのことも堂々と訴えて、がんばります。

Img_63502
「私たちの議員取り戻したい」

仁比 岡山で候補者として活動を始めてから10年になります。6年間の現職の時代も含めて、岡山県下のいろんな要求やたたかいの現場をご一緒してきました。その中で、岡山の声、中国地方の声を直接代弁する国会の議席、「私たちの議員を取り戻したい」という思いは、本当に強いものがあります。1月に思わぬ怪我をして、「今度の参議院選挙をたたかえるのか」というときに、みなさんが、わがことのように心配をしてくださいました。そこには、やっぱり政治を変えるために、自分たちの声で政治を動かしていくために、どうしてもこの参議院選挙で勝たなければいけないという正念場の思いがあると思います。かきうちさんと僕が、この岡山でそうした県民のみなさんの願いを正面から代表して絶対に国会にいかなけなければと、決意も新たにしています。幸い、驚異の回復力でこうしてみなさんと一緒にがんばれるようになりました。この力を国会に送っていただければ本当に頼もしい力になることは間違いない、自信を持ってがんばりたいと思います。公示まで2か月足らずですが、ここが正念場だと思います。2か月というのは、限られているようにも思えますが、政治が大きく激動するには十分な時間だと思います。安倍政権にこれからの経済、平和や暮らしを任せていいのかということが正面から問われる時期です。私たちのがんばりしだいで、その情勢を大きく激変させることができる時間だと思います。僕達自身のがんばりで、政治の力関係を大きく変えて、7月の本番で絶対に勝つという決意です。ご一緒にがんばりましょう。

Img_63632